遺品整理業者の選び方と注意点 6つのチェック項目

数多い遺品整理業者のなかから、どのように依頼先を決めればよいか迷うことも多いと思います。失敗しない遺品整理のために、業者選びのポイントをご紹介します。

資格保有者がいるか確認する

遺品整理の業界団体として一般社団法人遺品整理士認定協会があり、ここでは資格認定を実施しています。具体的な資格としては、遺品整理士、遺品査定士、遺品整理指導士、管理遺品整理士、特定遺品整理士、遺品供養士があり、豊富な基礎知識を持ち、法令を遵守する優秀な資格保有者を認定しています。遺品整理を依頼する際には、こうした資格を持った業者かどうか確認してみるとよいでしょう。

ホームページに資格者証が明示されているのも判断材料の1つ

見積もりは現地に来てくれるか

遺品整理業者のホームページやパンフレットを見ると、料金表が掲載されていることがあります。また電話で聞きながら見積もりをする業者もいます。しかし、その多くは概算や相場を伝えるものであり、正確な料金が確定するものではありません。追加請求等のない正確で信頼性の高い見積書を作成してもらうには、まず業者が現地を見ることが必要です。見なければ正確な見積もりはできません。ですから遺品整理業者のスタッフが現地を見に来てくれるかどうかが、選ぶポイントのひとつになります。

現地に来て見積もりをしてくれる場合でも、業者によっては営業テクニックを駆使して少しでも高く契約させようとするケースがあります。あれこれ話をしながらお客様の予算を聞き出そうとしたり、「いま決めれば□□万円でやります」と言ったりする業者には注意が必要です。あいまいでなく、きちんと適正価格を提示する業者を選びたいものです。

人数やトラックが荷物や動線に対して適正か

遺品整理の料金を左右する要素として、物量と人件費と運搬費があります。作業員が多ければ多いほど人件費は増えますが、時間が短縮されて作業費は減ります。逆に作業員が少なければ人件費が減って時間が伸び、作業費が増加します。見積もりの際には経験豊富なスタッフが適正な条件設定で金額を算出してくれているかどうか、いろいろ質問するなどして確認するとよいでしょう。

トラックの選定もその現場の物量にちょうどよい台数かどうかで、適正な費用といえるかどうか違いが生まれます。一般的には箱型のトラックを使用しますが、荷物を天井まできちんと積むかどうかで台数に影響します。また作業の作業員の動線も大事で、トラックが目の前に停まれるか、エレベーターがあるか等もよく見なければなりません。

これらをちょうど兼ね合いのよいところで体制を組んでくれるかどうか、そういう良心的な業者かどうかを見極めるのも選ぶポイントとして重要です。一軒家であれば作業員4~5人、トラック3~5台が目安になりますが、複数の業者で相見積もりを取ると適正価格がわかってくると思います。

追加料金が発生しないか確認する

正確な見積書を作成してくれる遺品整理業者であれば、追加料金が発生することはほとんどありません。私ども「遺品整理ふくろう」では見積金額から請求金額が上がることは一切ありません。現地を見て、整理するものを正確に把握し、あらかじめお客様のご希望をよく聞き、適正な作業人数とトラックで作業すれば、追加料金はあり得ません。無駄なお金を一切取らない良心的な業者をお選びください。

優良業者のホームページの特徴

遺品整理に関する基本的な情報はインターネット&ホームページで収集することが多いと思います。しかしネットに流布している情報は種々雑多なことが多く、特に遺品整理の業者探しとなると玉石混交の状態といえるでしょう。数あるホームページのなかから優良業者を見つけるためには、どういうところに着目すればよいでしょうか。次のようなポイントがあります。

・関連ワードで検索すると上位に掲載される
・所在地、電話、メールアドレス、代表者氏名などが明記されている
・現地調査、無料見積もりを約束している
・料金の内訳等について説明されている
・作業の流れがわかりやすく表示されている
・遺品整理の事例が豊富に紹介されている
・よくある質問とていねいな回答が掲載されている
・お客様の声が紹介されている
・アフターケアについて言及している

処分・残す・買取してもらうものを必ず確認

遺品整理では残しておくはずの大切な遺品を誤って処分されるなどトラブルになることがございます。
必ずご自分で残しておくものを確認し、持ち帰るか遺品整理業者へ話しておくことが重要です。
また、遺品整理業者によっては、不要な物を買い取って頂けることもあります。

この記事の監修者

山本 真一郎
山本 真一郎株式会社ふくろう 代表取締役
自らお見積り、遺品整理、特殊清掃、不動産調査を担当。現場を肌で感じお客様の要望を常に意識している。「誠意」と「技術」を信条とし、ご遺族様に心から寄り添い、真心の遺品整理や生前整理を日々行う。
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