遺品整理一軒家の料金相場や費用を安くする方法についてプロが解説
一軒家の遺品整理について
亡くなられた故人のお住まいで特に一軒家の場合は、住んでる年月も長く整理する家財も多くなります。ではいったい一軒家の遺品整理業者に依頼したらどのくらいの費用がかかるのか?できれば遺品整理を安くする方法はないのか、また、遺品整理業者を選ぶときの注意点をプロの遺品整理士が簡潔にお答えします!
目次
遺品整理一軒家の間取り別料金表
まずは一軒家の遺品整理の費用相場を間取り別で確認してみましょう。
一軒家の間取り別料金相場 | |
---|---|
1LDK | 7万円~20万円 |
2LDK | 12万円~30万円 |
3LDK | 17万円~50万円 |
4LDK | 22万円~70万円 |
5LDK以上 | 27万円~85万円 |
3LDK~5LDK以上
※同じ間取りでもひと部屋の大きさの違いや家財の量によって料金に幅が出ます。
先に述べたような条件によって金額に幅が出ますが、平均すると40万~70万円位を想定しておくとよいでしょう。
具体的な料金事例
CASE.13LDK一軒家の遺品整理
見積・請求ともに315,000円
ご遺族様未検索の為、細かい検索作業を希望されました。タンスの引き出し、押入れ内あらゆる収納部分を慎重に作業を進めました。
作業量 | 2tトラック3台 |
---|---|
作業人数 | 5名 |
見積内訳 | 処分費:180,000円 作業人件費:75,000円 車両費:60,000円 |
ご遺族様に代わり重要書類、貴重品、思い出の品など細かい検索作業行いました。
CASE.22DK一軒家の遺品整理
見積・請求ともに185,000円
ある程度ご遺族様にて検索済みでしたので検索よりも作業後の清掃を希望されました。作業終了後スタッフ3名にて約45分間水回りを中心にピカピカに清掃させて頂きました。
作業量 | 2tトラック2台 |
---|---|
作業人数 | 3名 |
見積内訳 | 処分費:100,000円 作業人件費:45,000円 車両費:40,000円 |
ご遺族様のご希望に合わせて清掃に時間を割いて作業を完了いたしました。ご要望にできる限りご対応致しますので遠慮なくご用命下さい。
アパート、マンションと一軒家遺品整理の違い
一軒家には収納や庭、物置がある場合多く、集合住宅とは家財の量による料金差が出るケースが珍しくありません。また、マンションと違い家のそばに駐車スペースが有るか無いかによっても人件費の差が出て料金に反映されます。その代表的なケースをご紹介します。
- ・同じ間取りでも一軒家は収納の数が多いので、アパートやマンションよりも家財が増える傾向にあります。
- ・一軒家に庭がある場合は物置などがあり、ここでも家財の量が集合住宅よりも増える理由になります。
- ・庭がついてればトラックに積み込む荷物を置くことができ作業分担をスムーズに行えるので、荷物の量にもよりますが作業員の人件費がかからなくなります。
- ・駐車場の広さにもよりますが、トラックが駐車できれば駐車場代などがかからず、道路に止めないので他の方に迷惑をかけずに済みます。
- ・集合住宅の場合高層階であってもエレベーターがあれば費用は抑えることができます。一方で一軒家でも物件から駐車スペースまでが遠くなると人員が必要となり、料金が増えることもあります。
一軒家の遺品整理費用について押さえておきたいポイント
一軒家の遺品整理の場合、面積や間取りなどで費用相場が変わることは、これまで述べた通りです。ところが遺品整理では、それ以外にも費用に差が生まれるポイントが4つあるといわれています。それを紹介しておきましょう。
①地域的な要素
遺品整理の費用を調べてみると明らかに地域差があり、都市部のほうが地方よりも料金が高くなる傾向にあります。ところが都市部のほうが逆に安くなっている地域もあります。それは人口が密集することで厳しい価格競争が繰り広げられているためです。
【参考】同じ都市部でも関東と関西では料金相場に微妙な差があります
地域 | 1LDK | 4LDK |
---|---|---|
関東 | 80,000円より | 228,000円より |
関西 | 73,000円より | 212,000円より |
②荷物の総量
仮に一軒家で間取りが同じだとしても、荷物の総量が違えば料金も変わってきます。物品の量が多ければ多いほど処分費用、人件費、運搬費などの料金は高くなります。ですから遺品整理の前に自分たちでゴミや不用品を捨てるなど処分しておけば節約になります。
③現場の環境
遺品整理の料金に大きな影響を与える要素は現場環境です。隣接地に駐車できる場所があれば効率的な作業が可能なため料金は安くなるでしょう。逆にトラックが入りにくい路地や、近くに駐車できない現場では、料金が加算される場合があります。このように現場とトラックの位置関係ひとつで人件費や運搬費も変わります。トラックに限らず遺品整理の作業効率を向上させる現場環境が望ましいといえます。
④買取りがあるかないか
遺品のなかに買い取ってもらえそうな価値のある品があれば、遺品整理費用と相殺できる可能性があります。古物商として登録している業者は古物の売買ができるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
遺品整理の費用が安くなる方法
遺品整理の費用を少しでも安く抑えるためにはいくつかの方法があります。ここでは最も大事と思われる方法をご紹介します。
処分する家財を少なくする
先ほど「荷物が少なければ費用も安くなる」と述べました。処分する家財道具が少なければ少ないほど人員やトラックの台数も少なくて済みます。そして遺品整理費用の多くが実はゴミの処分料とされています。捨てられるゴミはなるべく自分たちで捨て、業者に渡すゴミをなるべく少なくするようにしましょう。きっと遺品整理費用が安くなります。ただし大きくて重い家財道具の処分は業者に任せましょう。ケガをしては元も子もありません。
買取り可能なものについては相談する
遺品整理では素人でも明らかに価値があるとわかるものが出てくることがあります。これらについては見積もりの際に業者に見せて相談してみましょう。それでもわからないときは専門家に問い合わせてみるようにします。古物商許可を持っている専門家なら相談に乗ってくれるはずです。また自分でインターネットを活用して調べてみるのも有意義です。買取り可能と思われる物品については、この機会に勉強しておくとよいでしょう。
必ず相見積もりを取る
インターネットで検索するとたくさんの遺品整理業者がヒットします。また近所で信頼できる業者を探すという方法や、友人知人に知っている業者を紹介してもらうという手もあります。どのような方法でもかまいませんが、業者探しで大切なのは必ず複数の業者から相見積もりを取ることです。ひとつの案件で3~5社くらいの相見積もりを取ると競争原理が働き、熱心で安価な業者が見つかります。相見積もりを引き受けてくれる時点で良心的な業者といえるでしょう。費用も相場感が期待できます。
業者の作業範囲を確定する
遺品整理を実施する前にゴミや不用品など自分たちが処理できるものは処分しておくことを先述しました。遺品整理の業者には見積もりの際または当日までにどこまでが作業範囲か明確に伝えておくようにしましょう。たとえば遺品整理が3LDKの一軒家だとしても遺品の検索をするのが書斎と居間だけなら早く・安く・効率的に作業できるはずです。このように業者の作業範囲を明確にしておくことで相場より費用を安く抑えることができます。
買取りできそうなものは見積もり時に相談する
故人の遺品のなかには宝石、貴金属、高級アクセサリー、高級腕時計などが隠れていることもあります。またワイン、書画骨董、切手など趣味のもので意外な価値を有するものもあります。家族、親戚、友人等で形見分けするのも結構ですが、古物商や専門家に買い取ってもらうという手はいかがでしょうか。もし遺品整理業者が古物商許可を持っていれば遺品整理費用と買取り費用を相殺してもらえる可能性もあります。遺品に無関心にならずに興味を持ってみてはいかがでしょうか。
一人暮らしの高齢者は生前整理も検討すべき
高齢でありながら一人暮らしを営んでいる方は「生前整理」という選択肢も考えておくとよいでしょう。生前整理とは文字どおり「生きているうちにものごとを整理しておくこと」です。不動産、家財道具、蔵書、趣味の品など整理の対象は人それぞれです。普段あまり手にしなくなった品々を次の行先に移動させるのは有意義なこと。終活とか生前整理とかの言葉を聞いて不吉だと嫌悪感を持つ高齢者もいらっしゃるようですが、今ある価値を次世代に引き継ぐと思えばむしろ望ましいことではないでしょうか。
自分という存在がこの世から消えたとき、遺品整理、特殊清掃、相続手続きなどで家族や親類に大きな負担を掛けてしまうのは避けたいはずです。ですから一人暮らしの高齢者は生前整理もしっかり検討しておくべきです。
【生前整理のメリット】
- ・万一の場合、家族や親類の負担を減らすことができる
- ・整理整頓が進むと暮らしている場所が快適になる
- ・価値ある品や思い出の品の行先が自分で決められる
失敗しない遺品整理業者の探し方
6つの確認項目
- ・資格保有者がいるか確認する
- ・見積もりは現地に来てくれるか
- ・人数やトラックが荷物や動線に対して適正か
- ・追加料金が発生しないか確認する
- ・優良業者のホームページの特徴としてお客様の声やスタッフの顔出しをしているものが多い
- ・処分・残す・買取してもらうものを必ず確認
朝8時〜夜8時まで電話で無料相談・お見積を毎日受付。お気軽にどうぞ。
ふくろうへのお問い合わせは、以下の3種類をご用意しています。
- ※上の「0120-177-296」か「LINEで無料電話」のタッチで無料で通話できます。
- ※LINE通話の設定方法:こちらからお友達追加お願い致します。 ▶
- ※0120番号をご利用になれない場合は、(有料)へお掛けください。
- ※日中にお時間がない方は、こちらのメールフォームもご利用ください。 ▶
私達は責任ある立場です。お客様との約束は必ず守ります。
私たちふくろうのスタッフ一同は業界の最古参となる会社で研鑽を積んできました。長年の経験と実績をもって新たに遺品整理ふくろうとしてスタートしたからには、代表の小川をはじめ、スタッフ全員が責任をもってお客さまとのお約束を必ず守ります。
この記事の監修者
-
自らお見積り、遺品整理、特殊清掃、不動産調査を担当。現場を肌で感じお客様の要望を常に意識している。「誠意」と「技術」を信条とし、ご遺族様に心から寄り添い、真心の遺品整理や生前整理を日々行う。
詳しいプロフィールはこちら
この著者の最新記事
- 2024年12月2日すべてまとめて後払い! 売却時精算制度とは?
- 2024年6月13日特殊清掃の費用・料金相場と 優良業者の見極め方
- 2024年6月5日遺品整理と生前整理の違いと生前整理のメリットについて解説
- 2022年4月15日遺品整理一軒家の料金相場や費用を安くする方法についてプロが解説